【FX/CFD投資 年次報告-2】24年の運用実績(年利18.4%)

FX

みなさんこんにちは。atabowsです。現在atabowsは、FXでスワップ系(高リスク、低リスク)及びリピート系の投資を行っています。

2006年よりFXを始めてはや十数年、ようやく2022年から今の投資スタイルに落ち着きました。それぞれの投資方針やKPIについては別ブログにまとめていきます。

おかげさまで、運用で失敗して退場を余儀なくされるということもなく、またブログに飽きてしまい更新を止めてしまうこともなく、2回目の年次報告をすることができます。

ということで、

atabows
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今回は、2024年FX/CFD運用実績について報告します。

FX投資の詳しい投資方針&KPIについては、こちらのリンクを参照してください。

atabowsの実際の設定内容については、こちらのリンクを参照してください。

23年の運用実績については、こちらのリンクを参照してください。

それでは、本稿の目次は下記となります。

  1. 運用方針、KPIの確認
  2. 運用実績(未使用率、運用益、利回り)
  3. 口座資産(評価損益、総資産、口座清算価値)
  4. 運用益(運用利益の推移、損出し金額、実現損益、投資回収比率)
  5. 各取引会社のキャプチャー
  6. その他の高リスク資産
  7. レート/株価の騰落率

運用方針、KPIの確認

まず最初に初心忘れるべからずと言うことで、運用方針およびKPIを確認しておきます。KPIとはKey Performance Indicatorの略で数値目標を指します。

運用方針
  • 航路を守れ! by ジョン・C・ボーグル
  • KPIの優先順位は、合計の未使用率>>>スワップ系&リピート系の未使用率>>合計の利益率>スワップ系&リピート系の利益率
  • 運用実績が目標値以上になった場合、または未使用率が目標値以下になってしまう場合は追加設定を行わない
KPI
取引方式年利未使用率
スワップ系18~24%30%以上*
リピート系18~30%30%以上
合計18~24%30%以上
*注記:スワップ系の未使用率は高リスク部分に対して

注記:月利および未使用率は集計時点での総資産(口座資産と未確定SWPの合計)に対しての割合と定義しています。

atabowsは長期的に安定した運用を目指していますので、このあたりのKPIが心地よい値と感じています。

運用実績(未使用率、運用益、利回り)

それでは今年の運用実績を見ていきましょう。

atabowsはスワップ系はヒロセ通商・セントラル短資・外貨exで取引をしています。またリピート系は松井証券で取引しています。

2023年6月まではマネースクエア及びセントラル短資でもリピート系投資をしていましたが、6月以降は松井証券のみで取引を実施しています。

まずは未使用率を確認しておきます。

未使用率
取引方式2024年2023年
スワップ系40.9%20.5%
リピート系33.5%34.3%
合計36.1%28.0%

未使用率に関しては、スワップ系40.9%、リピート系33.5%、合計で36.1%といずれもKPIを達成することができました。

次に運用益となります。運用会社毎に確認をしておきます。

運用益
運用会社2024年2023年
 ヒロセ通商785,853円485,097円
 セントラル短資113,966円110,045円
 外貨ex(USD)164,044円139,773円
スワップ系合計1,063,864円734,915円
 松井証券381,083円607,444円
 マネースクエア0円47,027円
 セントラル短資0円8,937円
 外貨ex(CFD)245,204円– 円
リピート系合計626,287円663,408円
合計1,690,151円1,398,323円
注記:運用益(利回り)は、損出し分は含まず通常運用をした場合で算出。後程示す獲得利益の推移では、損出し実施後の決算上の獲得利益も併記。

スワップ系、リピート系共に申し分のない結果となりました。

続いて利回り(年利)と未使用率となります。

利回り
取引方式2024年2023年
スワップ系20.0%16.6%
リピート系12.6%22.8%
合計18.4%20.1%

注記:利回りは運用益を算定時の総資産で割った値とする

スワップ系の運用利回りは、20.0%とKPIを達成しましたが、リピート系は同12.6%とKPIを下回る結果となりました。これはリピート系(CFD)を6月(6月は慣らし運転だったので実質7月から)から運用開始しましたので、その影響もあると思いますので、来年が楽しみです。合計では18.4%と、昨年の20.1%より下がりましたが、無事KPI達成となりました。

口座資産(評価損益、総資産、口座清算価値)

つづいて、口座資産を見ていきます。

注記:2023年6月迄はマネースクエア及びセントラル短資でもリピート系投資をしていましたが、6月以降は松井証券のみで取引を実施していますので、リピート系の合計金額は簡便的に松井証券の結果に集計しています。

評価損益
項目2024年2023年
  ヒロセ通商1,881,425円840,934円
    TRY/JPY121,066円▲689,284円
    MXN/JPY1,326,497円1,289,260円
    ZAR/JPY433,862円240,959円
  セントラル短資264,032円364,178円
  外貨ex(USD)444,620円120,500円
  松井証券▲2,083円▲63,711円
  外貨ex(CFD)▲18,078円– 円
評価損益合計2,569,916円1,261,901円
総資産
項目2024年2023年
  ヒロセ通商2,570,109円2,412,815円
  セントラル短資70,711円86,797円
  外貨ex(FX)1,595,903円1,554,799円
  松井証券2,711,725円2,915,814円
  外貨ex(CFD)2,245,204円– 円
総資産合計9,193,652円6,970,225円
口座清算価値
項目2024年2023年
  ヒロセ通商2,945,674円2,290,336円
  セントラル短資334,743円450,975円
  外貨ex(FX)2,040,523円1,675,299円
  松井証券2,709,642円2,852,103円
  外貨ex(CFD)2,227,126円– 円
口座清算価値合計10,257,707円7,268,713円

注記:2022年時点ではリピート系はマネースクエア社でも実施していましたが、2023年4月に取引を中止、2023年4,5月にセントラル短資でもリピート系投資を実施していましたが、以降はリピート系資金を全て松井証券に移動しましたので、資産は松井証券内で合算して記載しています。

ざっと総括してみると、今年は何といっても年末〆時点で、口座清算価値が1千万円を超えたことが大きいですね。週報ベースでは何度か超えていたのですが、月報ベースではなかなか超えることができず、最後の最後で大台を超えることができました。

また、12月の月報でも述べましたが、TRY/JPYの損切を23、24年と断続的に行った結果、評価損益がプラスで終わる結果となりました。但し、常日頃から述べている通り、為替はコントロールできるものではありませんので、この結果に一喜一憂せず自分の決めた方針に則り取引を続けていきたいと思います。

注記:総資産とは口座資産と未確定スワップポイント(SWP)の合計を指します。ヒロセ通商の場合、SWPは毎日口座に反映されるのではなく、ポジションをクローズした場合、もしくはSWP振替を選択した場合にまとめて口座に反映されます。

運用益(運用利益の推移、損出し金額、実現損益、投資回収比率)

運用利益の推移

まずは、これまでの運用利益の推移です(カッコ内は損出し実施後の金額、最小益・最高益は月間)。過去の実績も記録しておきます。

2009年~2018年
  • 合計:▲137,842円
  • 年平均:▲13,784円
2019年
  • 利回り:10.3%
  • 最少益:▲8,710円
  • 最高益:45,069円
  • 合計:393,012円
  • 月平均:32,751円
2020年
  • 利回り:5.7%
  • 最少益:▲51,738円
  • 最高益:101,228円
  • 合計:212,309円
  • 月平均:17,692円
2021年
  • 利回り:10.2%
  • 最少益:▲66,139円
  • 最高益:40,140円
  • 合計:278,474円
  • 月平均:23,276円
2022年
  • 利回り:10.5%
  • 最少益:11,505円
  • 最高益:82,804円
  • 合計:648,455円 (371,934円)
  • 月平均:54,038円(30,995円)
2023年
  • 利回り:20.1%
  • 最少益:69,894円 / 月利1.1%
  • 最高益:144,000円 /月利2.1%
  • 合計:1,398,323円 (734,805円)
  • 月平均:116,527円 / 月利1.7%(61,234円)
2024年
  • 利回り:18.4%
  • 最小益:109,408円 / 月利1.5%
  • 最高益:184,551円 / 月利2.0%
  • 合計:1,690,151円(1,002,566円)
  • 月平均:140,846円 / 月利1.7%(83,547円)

24年は年利が18.4%とKPIを達成することができました。atabowsは利回りは、

運用益 ÷ 現時点での総資産

としていますので、毎月コンスタントに月利1.5%を重ねていっても単純に1.5% x 12 = 18%とはならずに、16.4%((1.015^12-1)÷ 1.015^12)となります。従いまして、KPIで18~24%と設定しているものの、年利18.4%は立派な結果だと思います。

内訳を見てみると、月利の最小利回りは5月の1.4%でしたが、金額ベースでは2月が最小で、その時の月利は1.5%となりました。23年と比べて、最小利回りと最高利回りの差が小さくなったのは、収益の安定性という面でも良かった点だと思っています。

損出し

2024年も、688,505円の損出しを実施しました。

実施日取引会社取引通貨Lot数損出し金額
2023年計3.2万663,518円
24年6月ヒロセ通商TRY/JPY2.2万235,600円
24年8月松井証券米ドル/スイス他1.6万82,109円
24年8月ヒロセ通商TRY/JPY2.0万144,961円
24年11月松井証券クロス円3.6万121,223円
24年12月ヒロセ通商TRY/JPY2.5万104,612円
2024年計11.9万688,505円

実現損益

次に実現損益です。上記の運用利益にはヒロセ通商の未実現スワップポイントや損出しの控除分も含まれていますが、こちらにはそれらは含まれていません。確定申告は、この実現損益を元に計算されて、ここから20万円を引いた18,935円に対して20.315%の税金が課されます。

取引会社2024年2023年
ヒロセ通商▲485,153円▲663,518円
セントラル短資113,966円118,913円
外貨ex(FX)163,844円139,773円
外貨ex(CFD)245,174円0円
松井証券180,954円607,450円
マネースクエア0円48,175円
合計218,935円250,793円

今年の損出しにてTRY/JPYの含み損はほとんど処理しましたので、来年はあまり損出しによる税金対策は期待できませんが、それはそれで評価益が出ているということですので、心の安定につながります。来年もしっかり稼いで、きちんと納税したいと思います。

投資回収比率

この章の最後に、投資回収比率を整理しておきます。

投資回収比率
  • 投資金額:6,949,976円
  • 累計獲得金額:4,482,882円
  • 投資回収比率:64.5%

2024年末時点での投資回収比率は64.5%となりました。2025年中の投資回収比率100%超えは難しいと思いますが、結構いい線行くのでは?と期待しています。

各取引会社のキャプチャー

次に各取引会社の取引画面をキャプチャーしておきたいと思います。キャプチャー画面には期間が記載されていないものもありますが、今年の取引の分であることを信じていただくしかありません(笑)

注記:ブログで掲載している運用益や評価金額、口座清算価値は手元集計によるものですので、各社の取引画面や取引証明書の金額と一致しない場合がありますが、最終的に確定申告を行う場合の決算上の金額は下記を元に計算されます。

ヒロセ通商(スワップ系投資/高リスク)

まずは取引内容となります。ヒロセ通商の場合は、スワップポイントは毎日口座に振り込まれるのではなく、建玉の決済時若しくは振替依頼を実施したタイミングで振り込まれます。今年は損出し作業以外の決済取引はありませんでした。従いまして、決済上の確定損益としては、23年6月と8月、12月に実施した損出し金額である▲485,153円のみが反映されました。

次に資産の状況です。口座資産(預託証拠金額)は1,064,249円、評価損益は1,881,127円、口座清算価値(有効証拠金額)は2,945,376円となりました。

最後に資産の保有状況です。各通貨のポジション数として、ZAR/JPYは151Lot(151,000ZAR)、TRY/JPYは409Lot(409,000TRY)、MXN/JPYは30Lot(300,000MXN)を保有しています。

セントラル短資(スワップ系投資/高リスク)

まずは取引内容となります。セントラル短資は、スワップポイントは休日を除き毎日口座に振り込まれます。11月にリピート系投資資金用として130,000円を出金しましたが、決済取引はありませんでしたので、決算上の確定損益としては、スワップ損益の113,966円となりました。

次に資産の状況です。口座資産は70,711円、評価損益は264,032円、口座清算価値は334,743円となりました。

最後に資産の保有状況です。MXN/JPYのポジションを132,000MXN保有しています。

外貨ex(スワップ系投資/低リスク)

まずは取引内容となります。外貨exもセントラル短資と同様、スワップポイントは休日を除き毎日口座に振り込まれます。こちらも今年は決済取引はありませんでしたので、決算上の確定損益としては、スワップポイントの獲得金額である163,844円とキャッシュバックの200円のみ、合計で164,044円となりました。

次に資産の状況です。口座資産(資産合計)は1,595,903円、評価損益は444,620円、口座清算価値(有効証拠金額)は2,040,523円となりました。

最後に資産の保有状況です。USD/JPYのポジションを20,000USD保有しています。

松井証券(リピート系(FX)投資

次に松井証券の取引内容となります。今年は8月と11月に損出しを実施しましたので、決算上の確定損益としては、180,904円となりました。

次に資産の状況です。口座資産(預託金証拠残高)は2,711,725円、評価損益は▲27,670円、口座清算価値(純資産額)は2,711,184円となりました。

最後に資産の保有状況です。リピート系投資は短期保有となりますので、現時点での保有ポジションに大きな意味はありませんが、一応記録として残しておきます。

外貨ex(リピート系(CFD)投資

2024年6月より、新たにリピート系投資の一角として日経225によるCFD投資を開始しました。

まずは取引内容ですが、245,174円となりました。

次に資産の状況です。上記のとおり口座資産(口座残高)は2,245,204円、口座清算価値(時価評価総額)は2,227,126円、評価損益は▲18,078円(2,227,126 – 2,245,204)となりました。

最後に資産の保有状況です。日本225のポジションを3.7枚保有しています。

その他の高リスク資産

次に、その他の高リスク資産の実績を振り返りたいと思います。atabowsはFXの他に少額ですがビットコインと高レバレッジETFを保有しています。

ビットコイン

atabowsのビットコイン保有状況、及び25年1月1日7時時点の口座情報は下記となります。

ビットコイン
保有数量平均購入価格投資金額
0.0496BTC3,856,779円/BTC191,360円

資産総額が714,375円、ビットコインの保有数量は0.0496BTCですので、実勢価格は14,402,721円/BTC(714,375円÷0.0496BTC)となります。平均購入価格が3,856,779円/BTCですので、3.7倍となっています。

ビットコインにかかる税金は、雑所得で総合課税扱いとなりますので、給与収入と一緒に課税されてしまいます。従いまして、atabowsはサラリーマンを辞めて給与収入が無くなるまで長期保有するつもりです。

高レバレッジETF

atabowsは、高レバレッジETFにも少額投資をしていましたが、リピート系(CFD)の取引を開始するための資金確保を目的として、2024年5月に全て売却しました。

購入時
銘柄名保有数平均価格評価額¥/$円評価額
SPXL7$76.11$532.74128.12¥68,254
SOXL54$18.72$1,010.71128.16¥129,532
TECL24$35.31$847.47128.21¥108,654
合計$2,390.92¥306,440
24年5月売却時
銘柄名保有数評価価格評価額¥/$手数料+税金円評価額
SPXL7$134.00$938.00156.53$4.67¥146,094
SOXL54$49.78$2,688.12156.53$13.37¥418,877
TECL24$83.66$2,007.84156.53$9.99¥312,723
合計$5,633.96
(168%)
$28.03¥877,694
(286%)

購入時と比べて2.8倍で手仕舞いすることができました。最初の買い付けは2021年4月でしたので、3年で約3倍になりました。レバレッジETFですので、ボラティリティが大きいのを許容できる人じゃないと長期ホールドは難しい銘柄ですが、atabowsはFXの含み損で慣れていますので(笑)、まったく問題ありませんでした。

資金に余裕ができたら、また暴落圏で仕込みたいと思います。お世話になりました。

レート/株価の騰落率

最後に、今年の為替レート及び株価の騰落率を見ておきたいと思います。USD/JPY~AUD/JPYは松井証券、TRY/JPY~ZAR/JPYはヒロセ通商のレートを参考にしています。

通貨/株価年初時
(A)
年末時
(B)
騰落率(%)
(B)/(A)
USD/JPY141.03157.22111%
EUR/JPY155.70162.85105%
AUD/JPY96.0697.31101%
TRY/JPY4.734.4293%
MXN/JPY8.307.5491%
ZAR/JPY7.708.35108%
日経22533,46439,895119%
S&P5004,7705,884123%
オルカン20,89927,686132%
ビットコイン5,794K14,403K249%

年内の途中の山谷は度外視して、年始と年末の結果だけを見てみると、そんなに大きな急騰・急落という感じではありませんでした。

為替は、先進国・新興国を合わせても騰落率が91%~111%と小幅な動きとなりました。一方、株価は119%~132%と大幅な値上がりとなりました。特にオルカンは株価と為替(円安)の影響もあり、USDベースのS&P500よりもパフォーマンスが良かったことになります。ビットコインは今年は半減期を迎えたことや、トランプ次期大統領の発言もあり大幅に値が上がりました。

来年も変動をうまく吸収しつつ、自分で定めたルールに則り取引を続けていきたいと思います。

投資は自己責任でお願いします。

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